債務整理、過払い金請求は
弁護士に相談

過払い金返還が認められる理由

過払い金を返還請求する権利ですが、正式に認められたのは平成18年のことです。それまで罰則規定のある年利29.2%を上限とする出資法と、年利15~20%を上限金利とする罰則規定のない利息制限法の間の、違法だけれども罰することのできないグレーゾーン金利がまかり通っていました。それが最高裁で利息制限法を超える金利はすべて違法であり、過払い金は債務者に返済する義務があると判断を下したのが、平成18年でした。

この流れを受けて、平成19年には貸金業法が改正されました。その中でこれまでうやむやになっていた先ほど紹介したグレーゾーン金利の貸し付けをすべて行政処分の対象にすると明記されました。利息制限法を超えた利率で利息の受け取りをすれば、罰則が設けられたのです。このような背景もあって、それまで消費者金融などでお金を借りたことのある人の間で、過払い金の返還請求がなされるようになりました。

過払い金というのはレアケースではないかと思う人もいるでしょう。しかし平成18年以前までは、コマーシャルで大々的に宣伝しているような有名な消費者金融でもグレーゾーン金利で利息の徴収をしていました。ある所の試算によると、過払い金の発生している人は500万人程度いると言います。ちなみに消費者金融の利用者が1100万人、一度だけ利用した人を含めても2000万人です。過払い金が消費者金融の利用者では結構ありふれたことであるとお分かりになると思います。

ちなみに過払い金はどのくらいの額かですが、500万人のトータルで実に10兆円にも達していると言います。「過払い金は手続きが面倒そうだし、どうせそんな大金にはならないはず」と思っている人もいると思います。しかしこのスケールを見れば、決して無視できない金額であることが分かるでしょう。何十万円とか中には何百万円といった過払い金を取り戻したケースも実際にあります。心当たりのある人は、弁護士や司法書士に相談した方が良いと思います。